枕に気を使っている方って結構多いのではないでしょうか？
枕が合っていないというお悩みを伺う機会が以前より増えたように思います。
いったいどんな枕を使えばよいのでしょうか？

一言で枕と言っても様々なものがあります。
最近では値段もピンキリで、高級なものだと数万円なんて当たり前になってきました。
また寝具の専門店では、好みに合わせて素材や高さなどをカスタマイズしてくれるところもありますね。

枕の合う合わない

いざ買ってみたけど合わなかった、というような声をよく聞きます。
「高かったけど、口コミを見て買ってみたら全然合いませんでした。」「専門店で合わせてもらったのに、家で使ってみたらお店で試したときと違った。」等々。

どうしてこうなってしまうのでしょうか？
まず、枕が合っているかどうかは、その時の身体の状態によって変化します。
例えば、その時の肩や首の状態によって首や背骨の可動域等がほんの少しずつですが変わるため、日によっては合わないということも起こり得ます。
当然使う人が違えば骨格が違うため、Aさんには合っているけどBさんには合っていないということはよくあります。
またお店でカスタムした場合は、お店と自宅の環境が同じでないため、いざ自宅で使用してみると違うということが起こる場合もあります。
例えばお店と自宅のベッドの硬さが違えば、身体の沈み具合も変わるため頭を枕においた時の首の角度が違うかもしれません。

そういったことから、買ってはみたものの合わなかった、もしくは合わなくなってしまったということが起こってしまうのです。

悩んだらまずはタオル枕

では枕選びってどうしたらいいのでしょうか？
私の場合は、枕の代わりに畳んだバスタオルを数枚重ねて使っています。
相談を受けた患者さんにも、新しく買う前にとりあえず一度試して頂いています。
院で使用している枕は、ハーフケットを畳んで使用していて、必要に応じて高さを変えています。
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バスタオルを使う利点はいくつかあるのですが、例えば↓↓のようなことでしょうか
・比較的どの家庭にもあり用意しやすい
・重ねて使うことでその都度好きな高さに変えられる
・使用するタオルを変えれば硬さも自由自在
・簡単に洗濯できるため衛生的

何パターンか試してみて、寝心地の良い高さや硬さを確認してから、近いものを購入するという選択もできます。

枕の使い方

最後に、簡単にですが枕の正しい使い方をお伝えしたいと思います。

多くの方が、枕は頭を乗せるものという認識をしていると思います。
これは間違ってはいないのですが、少し付け足す必要があるのです。
枕は頭を乗せると同時に首を支えるものなのです。
首も枕に乗せたほうが楽に横になっていられるはずです。

本来、人の首(頚椎)はアーチ状になっています。
隙間があると、重力がかかることでアーチの形状を維持するために首の筋肉が緊張してしまい寝心地が悪くなってしまう可能性が高くなります。
そのため枕に頭を乗せるときは、必ず枕が肩に当てて隙間をなくすように使用してください。
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何も知識がない状態だと、枕を選ぶことって本当に難しいのです。
値段もそれなりにしますからね。
まずはタオル枕で、どんな枕が合っているのか試してみるのはいかがですか？

当院では、経絡を用いた全身調整の鍼灸施術で自律神経を調整し、快適に過ごすお手伝いをさせていただきます。
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